「三人姉妹」稽古10日目
2008年 02月 18日
稽古の初めに、僕の3場の長ゼリのシーンの抜き稽古。
前回出られなかった日に通過してしまったシーンだ。
1テイク目。一人で演じる。衣装合わせと並行して行なったため、稽古場の空気は雑然としていた。その空気に負けまいと強引な力技で突破を図ったが、心は動かない。
2テイク目。世莉さんがイリーナ役の原田さんを呼ぶ。1人のシーンだが、イリーナとコーヒーショップでいるように語りかけるように指示。原田さんはそれに相槌を打ってくれる。1テイク目とまったく違う。心が動く。どんどん自分の弱さ・情けなさ・寂しさにアクセスしていく。
3テイク目。更にトゥーゼンバフ(浩司さん)クルイギン(石田さん)ヴェルシーニン(貴夫さん)も加わり、その後のシーンまで続けていく。心が動く。相手の言葉も聞こえる。原田さん・貴夫さんからこれまでと違いチェブトイキンがかわいそうになったとのコメント、浩司さんから今のだと弱いところが目立ち過ぎるかもとのコメント、世莉さんから生き生きとしていた、山田さんは外側(声)からつくっていいと思うが同時にこうしたこと(感じたこと)も出していくといいとのコメントをもらう。総じて納得。いい時間をもらった。
4テイク目は3幕の通し稽古にて。先ほどの稽古を生かしつつ、それをなぞらないように演じる。
セリフを言い終える時点になると心が震えるようにはなった。だがまだある。もっとある。飄々と生きている人間が見せる、絶対的な絶望が。
3幕・4幕をそれぞれ通して、余った時間でまた1幕から、今度は5分ずつ区切って返す。
生きた人間たちによる生きた時間がいっぱい増えてきた。相当面白いぞ、この芝居。
前回出られなかった日に通過してしまったシーンだ。
1テイク目。一人で演じる。衣装合わせと並行して行なったため、稽古場の空気は雑然としていた。その空気に負けまいと強引な力技で突破を図ったが、心は動かない。
2テイク目。世莉さんがイリーナ役の原田さんを呼ぶ。1人のシーンだが、イリーナとコーヒーショップでいるように語りかけるように指示。原田さんはそれに相槌を打ってくれる。1テイク目とまったく違う。心が動く。どんどん自分の弱さ・情けなさ・寂しさにアクセスしていく。
3テイク目。更にトゥーゼンバフ(浩司さん)クルイギン(石田さん)ヴェルシーニン(貴夫さん)も加わり、その後のシーンまで続けていく。心が動く。相手の言葉も聞こえる。原田さん・貴夫さんからこれまでと違いチェブトイキンがかわいそうになったとのコメント、浩司さんから今のだと弱いところが目立ち過ぎるかもとのコメント、世莉さんから生き生きとしていた、山田さんは外側(声)からつくっていいと思うが同時にこうしたこと(感じたこと)も出していくといいとのコメントをもらう。総じて納得。いい時間をもらった。
4テイク目は3幕の通し稽古にて。先ほどの稽古を生かしつつ、それをなぞらないように演じる。
セリフを言い終える時点になると心が震えるようにはなった。だがまだある。もっとある。飄々と生きている人間が見せる、絶対的な絶望が。
3幕・4幕をそれぞれ通して、余った時間でまた1幕から、今度は5分ずつ区切って返す。
生きた人間たちによる生きた時間がいっぱい増えてきた。相当面白いぞ、この芝居。
by blancbecbbkyamada
| 2008-02-18 19:13