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2009年 12月 31日
山田宏平です。 プロフィールはこちら
「半歩先へ進むためのワークショップ」開催中。募集要項はこちら こんな稽古やっています123456 【最新情報】 ■インプロ・ワークス「Parade2」出演 12/10(木)~12(土) シアター風姿花伝(目白) 出演: 絹川友梨、ヤン・ファンデン・ブランデン、今井敦・夕鶴みき・岡崎ちか子(だんすだんすだんす) 倉品淳子・山田宏平(山の手事情社)、清水宏、今林久弥・佐藤拓之(双数姉妹) 金川周平・住友大気(東京オレンジ)、阿部みゆき、大塚瑞恵、島崎真弓、渡辺奈穂 ほか 山田は12(土)19:30の回のロングフォームインプロに出演します。 【更新情報】 日記【観劇など】更新しました(11/8) 日記【ワークショップ】更新しました(11/1) 日記【出演・稽古】更新しました(10/31) 日記【日々の雑感】更新しました(8/5) *************** 出演・ワークショップ等のご依頼は k-yamada@yamanote-j.org 山田までご連絡願います。 2009年 11月 08日
■山の手事情社「おとことお酒」 11/11(水)~15(日) 下北沢 楽園
今年最後の山の手(解散とか休養のほうの「最後」ではありません)は、 浦くん・川村くん・岩淵くんの3人(プラスゲストに洪明花さんと内田慈さん)による 「四畳半」一切なしのコラージュ形式の親しみやすい作品です。 チェ・ゲバラと石川五右衛門と項羽がだらだらとトークしたり、 それぞれの雰囲気を彷彿させるショートストーリーを演じたりと基調は軽めのテイストです。 が、そこは山の手なのでかなりがっつりとした作りこみで演じてます。 そのさじ加減がトレンディー・ドラマ的な感じで、 地下の劇場空間と相まって、なんとも不思議なレトロさがクセになりそうな…そんな不思議な作品です。 11(水)夜と14(土)の夜は僕も受付にいます。よかったら覗いてみて下さい。 これの前に明日夜まで同じ劇場で女版の「お茶とおんな」が上演中(18:30の回が追加公演で上演されます。よかったら)。 こちらの登場人物はメデイアとオフィーリアと阿部定の3人(プラスゲストに清水宏さんと各務立基さん)です。 男版よりさらにレイドバックしてて、 男版がいまテレビで再放送中の「ロング・バケーション」「ビーチボーイズ」くらいの美学だとすると(つまりキムタク基準)、女版は「東京ラブストーリー」くらい。 「何故山の手がこの時代にこれを!?」とか感じさせないくらい思いきりベタしてます。 いっそゲジゲジ眉毛にワンレンやソバージュヘア・コンサバファッションでやったらよかったかも…! 蛇足ですが客入れスタッフがやたら豪華と評判です (昨日昼は山本・三村、昨日夜は安田・山本・山田・山口と揃ってました)。 ■「感激市場」 学習院女子大学の主催する演劇祭です。 毎年ラインナップが面白く、 今年は既に中屋敷法仁さん演出の学習院女子大舞台芸術部と東京オレンジが上演。 このあと青年団(明日まで)、ユニークポイント(11/14・15)、Ort-d.d(11/21・22)、コンドルズ(11/28)が控えています。 倉迫さんが演出し、三村くんが客演するOrt-d.dが芥川龍之介ものを上演するのが個人的に楽しみ。 ■マームとジプシー「コドモもももも、森んなか」 ~8(日) STスポット(横浜) 桜美林出身のカンパニー。未見なのでこの機会に観たかったのですが既に全日完売の様子。 めでたいです。STは興味深いプログラムがあるので要チェックです→これとか ■SPAC「夜叉ケ池」 ~8(日) 静岡芸術劇場 これも明日まで。美女とスペクタクルが味わえます。爽快な作品です。 静岡では月末から安田さん演出の「走れメロス」が上演。 どなたか僕と一緒に行きませんか? ■乞局「汚い月」 ~12(木) 笹塚ファクトリー 実はまだ未見です。が独特の劇世界を見てみたい。 石田潤一郎さんやら伊東沙保さんやらフランケンズの村上さんやらが出演しています。 ■「レ・ミゼラブル」 ~20(金)帝国劇場 「錦繍」 ~13(金)天王洲銀河劇場 どちらもジョン・ケアード演出もの。 レミゼナンバーはグッと来る名曲揃い。洗足MSの音楽祭でも上演されます。 「錦繍」小島聖を一度も舞台で観たことがないので、どう見えるものか観てみたいです。 ■11月歌舞伎公演「外郎売」「傾城反魂香」「大津絵道成寺」 ~26(木)国立劇場大劇場 反魂香と道成寺は山の手で上演し再演を重ねている代表作です。 特に傾城反魂香は浮世又平を演じ思い入れのある作品です。 山の手経由で歌舞伎に辿りつくのもよいかと。 ■Theatre Projct Si 「フォルスタッフ ~法螺吹衛門~」 10(火)~13(木) 国立能楽堂 山の手がお世話になった狂言師の善竹十郎先生ご出演の作品。 能舞台で二期会の歌手も出るシェイクスピアもの…! ■元祖演劇乃素いき座+龍昇企画「チャイニーズスープ」 10(火)~15(日) こまばアゴラ劇場 平田オリザさん作・柴幸男さん演出。 大ベテラン俳優2人によるベルリンの壁崩壊後のスパイ2人の会話劇。 スープを作りながら演じるとかなので、腹を満たして観る必要があると思われ。 ■「清水宏 1対1100有楽町」 14(土)よみうりホール(有楽町) ゲストが創作落語のトップランナーというかレジェンドの三遊亭円丈さん。 言葉と身体ひとつでつくる世界の凄さが味わえるはず。何とかして観たい。 ■パルコ・プロデュース公演「海をゆく者」 14(土)~12/8(火) PARCO劇場 小日向文世、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、平田満の5人によるアイルランド戯曲のアンサンブルプレイ。 アイルランド戯曲に観て好きになった作品がいくつかあり、何とか時間をつくって観に行こうと思っています。 アンサンブルプレイって言葉は初耳(単にアンサンブルの妙が味わえるってこと? それともそういう区分がある?)。 この手の企画はアンサンブルが練られてないときもあるので…アンサンブルプレイに期待します。 あともちろんフェスティバル・トーキョー 飴屋法水さん演出の「4.48サイコシス」、観客のチケット代収入をリアルタイムで株式に投資する「デッド・キャット・バウンス」、ラビア・ムルエの「フォト・ロマンス」あたりを観たいなあと。サンプルやブラジルのダンスや庭劇団ペニノや演劇大学もありますね。リミニ・プロトコルは上演許可取れるのでしょうか? まだまだありますが、今月後半はまたいずれ。 2009年 11月 01日
今週から本格的に指導現場に復帰しています。
12月に一日だけインプロワークスのロングフォームショーに出ますが、 今年の終盤は出演せず、 ワークショップ指導力を中心に、自分の演劇力に磨きをかけることをメインにします。 研究とプランニング、研鑽とフィードバックの日々。 俳優って本番に出てたり稽古してたり撮影や収録してたりオーディションやワークショップ受けまくってたりしてないと、途端に活動停止かとか暇なんじゃないかとか思われがちです。 けれど、そういう時期が一番忙しかったりするのです。頭も体も。 いま進行中の仕事としては、洗足MSの授業がまずあります。 11月末にある冬のレビューや来年2月の卒業公演の稽古と並行して、 生徒たちの演劇力やパフォーマー勘を育てる大事な時期です。 それと、今週と来週、豊島区の小学校3年生を相手に、音読の楽しさを伝えるワークショップをしています。 立派に読むのではなく、イメージを遊びながら本に触れていくのが狙いです。 公演のために10月お休みしていた「半歩先へ進むためのワークショップ」は、もう少し引き続きお休みします。 俳優のリフレッシュに必要なことを提案してきましたが、 その部分を継続しつつ、新しい領域に着手しようと計画中です。 その日まで、レギュラー受講者たちがいいコンディションで演技生活をしてくれているか心配。どうか無事で。 その他いくつか決まっているワークショップ、実施時期未決定ですが依頼を受けたワークショップがあり、 それぞれリサーチしたりプランを練っている状態です。 shelfの公演などを経て、ワークショップリーダーとしていま自分に必要だと思うのが、以下の2つ。 ■生徒の顔色や呼吸を読みすぎない。 相手のニーズに応えようとする気持ちや理想に近づけようとする気持ちを忘れずに持ちつつ、 まずは自分のペースでどんどん進行し、場をつくりながら相手のリアクションを呼び起こす。 ■もっと相手に求める。そのために、何を求めているかを曖昧にせず、簡潔にして迫る。 これらは俳優をするときにも、日ごろ生きているうえでも、もっと必要だと自分に思うことです。 以上、ワークショップ近況の報告でした。 ご依頼・ご相談は 山田 k-yamada@yamanote-j.org まで。お待ちしています。 2009年 10月 31日
「私たち死んだものが目覚めたら」1か月に渡る3都市ツアーを京都で無事終え、
後日東京で打ち上げして全日程を終了しました。 イプセンの難曲相手で、役を立ち上げるのと組み立てるのに申し訳ないくらい手こずりましたが、 最終的には好きな作品がつくれたと思います。 ト書きとウルフハイムの2役出ずっぱりで、やりがいのある芝居でした。 出ずっぱり、大好き。 そういえば今年出た4本で、休憩時間を除けば開演後一回も楽屋に戻ってない。 と書きかけて思い出した …タイタス! あれも3年前の日本公演時は出ずっぱりでしたが、今回のルーマニア版は出入りあり。 でも楽屋の記憶がないのは何故だろう…? と考えて、 早替えがあったのと、楽屋が遠かったのでほとんど舞台袖で過ごしたからだとようやく思いだしました。 ああ「タイタス・アンドロニカス」、 とても集中力があって、カンパニーが一体化していて、好きな芝居でした。 今年6月のことなのに、結構遠い記憶になっている。1年かもっと前のことのように思われる。 いろいろなことを忘れていかないようにしないと… 今回の芝居。 とても好きな回とそこまではいけなかった回とがあったし、 いろいろな場面を振り返っても、カンパニー全体で納得のいくように出来たところと、 誰かの何かでカバーしたけど結局一体化した高みを見ることは出来なかった…と思うところが ありました。 でもそれはどの作品にもあることで、 何回か本当によい瞬間やよい時間の流れがありましたし、 京都の最終回で集中力のある、充実のあるステージが出来て、 気持ちよいフィニッシュを迎えることができたので「よかった」といっていいのではないかと。 道中いろいろあったのですが、参加してよかったと思える公演でした。 力のある俳優さんたちと難度の高いテキストに挑むことで、今後解決しなければいけない大きな個人的課題を見出せました(これは有難いこと)。 名古屋や京都のお客さんたちに山田宏平の名前を不思議な声とともに(?)エントリーできました。 何よりこの作品の上演中の張り詰めた空気がとても好きでした。 それを一緒に紡いだスタッフと共演者に感謝。 客演が2人いたのはとても助かりました。 阿部さんの演技の構成力と滑舌のよさには本当に頭が下がりました。公演中いろいろとよくしていただき、ありがたく思うと同時に、ああ、先輩とはかくあるべきものだと痛感しました。精進します。 片岡さんは初共演でしたが、とても波を一緒につくれる女優さんでした。3幕のウルフハイムとマイヤのシーンはかなりエンジョイできました。また一緒にやりたいです。 shelfメンバーの暖かいもてなし、本当に感謝しています。何かお返しが出来てたらいいのだけど。 この場をプロデュースしてくれたshelfの矢野さんに、この場を借りて感謝を! ********************** それにしても、今回ほど女性に間違われた芝居もありませんでした。髭面だったのに… 声のせいというかお陰です。 まあ、嫌な気持ちはしません。お客様の印象に残ることが大事。興味を持っていただけたら更に嬉しい。 これからももっと不思議さに磨きをかけつつ、どんな作品にいても成立するように自分に磨きをかけていきます。 観客のかたも同業のかたもクライアントの方もどうかご贔屓に! お声掛けくださいね(なんでもどうぞ!) 2009年 10月 23日
昨日は場当たりとゲネプロ。
京都公演の会場 アトリエ劇研は天井が高く、東京公演会場のアトリエ春風舎とまったく違う。 日頃は結構ガンガンに装置を建て込んでやっているカンパニーが多そう、と勝手に想像する。 この小屋、声の残響がかなりある。 建て込む装置がなくて仕掛けもない、言葉を紡いでいく今回のような作品だと、 下手すると客席に言葉が届かない危険を感じる。 がいい感じに「アトリエ感」のある劇場なので、その点は今回の作品にとても合いそう。 今日までにもう少し劇場と友達になろう。 約1ヶ月のツアーの最終地だからか、昨日はカンパニー全体にほんの少しだが緩みを感じた。 ちょっとしたハプニングやらミスやらトラブルやらで、 通りたかったルートからズレてしまうのはしょうがない。 けれど「それ」に対しての反応というか修正というか、そのあたりに甘えを感じる。 いつもどおりやれば(戻せば)セーフ、ノルマ達成なんて、そんな馬鹿な話はないと思う。 当たり前の話だが、いつもの感覚ですべてOKということはない。 丸腰でなくきちんと準備して臨んでいるというだけで、そのときそのときが初めての一瞬なのだと思う。 いま生きているのかいないのか、 連動できるのかできないのか、 繋がっているのかいないのか、 いろいろな要素に照らし合わせて瞬時にジャッジし、次の瞬間を生きたものにすること。 何かがあったときは特に。新しい領域に行くチャンスかもしれないのだ。 とにかく全神経をそそいで時間を紡ぐこと。 これらは共演者に対してというよりは、自分に対しての戒め。 昨日は京都在住のク・ナウカの女優Tさんがお手伝いにいらして、ゲネに立ち会い、真摯な感想を下さった。 初めての出会いだから、真剣にこの時間ここにあることを感じ読み取ってくれたのだと思う。 オフステージはどうでもいいから、舞台の上でだけは飽きないこと。 2009年 10月 18日
shelf東京公演無事終了しました。
金曜日の思い切った、ちょっとドッキリ的なモデルチェンジは一日で終了。 しかしそれは無駄ではなく。 よりピンと糸を張りあうステージにするための その方法を見つけるための なにがしかのステップになった感触がありました。 稽古場で試すことは試し尽くす、というのがベストだけれど、 公演に入っても、変わることを恐れないこと。 昨日のソワレ、そして今日と、全員でまたちょっといい領域に行けて、 幸せな瞬間が何度もありました。 名古屋・東京と終えて、京都の前にちょっとひと段落ついて、 メンバー・スタッフで簡単に打ち上げ。 こういうときってベテラン客演はなんか寂しい気分になりますね。 昼間に静岡から来てくれたKくんやら、以前のbocaメイトYくんやらと、抱き合いたくなるくらいの再開を果たしたのもあって、なんだかやたらと人恋しい。 けれど僕は外人部隊。村の危機を救ったらそこから離れて次の地に旅立たなければならない。 ということで最初のシメで潔く帰宅。 今夜は妻もいないし… 地元に呑める友達でもいればいいのだけれど… じっくり呑める関係の双数姉妹のKくんが来たのは昨日だし… いいのさ、助っ人には一人が似合うのさ。 と寂しさ頂点で駅を降りると、わあ! 成城石井が開いてるー! ウィルキンソンのジンジャエールとカンパリとつまみを買い込み、 ウキウキで家呑み開始。 ベテラン俳優の寂しさは、ジンジャエールであっさり消える程度のものだという報告です。 ********************** shelf公演にいらした皆様、ありがとうございました。 この場を借りてお礼を。 2009年 10月 17日
公演も後半戦。
それでも、なのか、だからこそ、なのか、 とにかく変えられるところを変えてみる。 変えるのは、これまでそこそこの効果しか発揮していなかったところ。 共演者のためのスペースが空いてないと感じたとか、 共演者や観客が慣れたため流されていると感じたとか(観客が慣れるというのも変な話だが、そう感じるところがあるのです)、 自分の作戦と技術が修正を要すると感じたとか。 緻密に作戦を練り、かすかな変化だけれどはっきりと効果が倍増した、というのが理想ですが、 作戦は細かく練っているものの、実際は荒っぽい、どちらかというとドッキリに近い変化になってしまうので、 共演者やスタッフを驚かせてしまっているのではないかと… 思い込みでなく、会場の空気や共演者の発する音に耳を澄ませ、そこから演技を導き出すこと。 今日の昼夜と明日の昼、東京はあと3ステージです。ぜひのお越しを! あと、僕の勤務する洗足学園音楽大学ミュージカルコースの公演「Into The Woods」が、同じく本日と明日の昼夜、溝の口の洗足学園音楽大学前田ホールで行われます。 大学の公演なので無料ですが、フルオーケストラが入る充実した作品です。 ソンドハイム作曲のミュージカルで、シンデレラ・赤ずきん・ジャックと豆の木のジャックたちがそれぞれの願望をかなえに森に入り、そこでてんやわんや…という物語です。 本当に曲が美しいので、この機会に体験されることをお勧めいたします。曲1 曲2 生徒たちにこの場を借りてエールを! 2009年 10月 16日
題材と共演者と観客に恵まれ、充実の日々です。
若い人・年配の方・同業者・演劇を専門としていない観客の方、 連日いろいろな方がいらして、 息をのみ目を凝らしてこの舞台に立ち会って下さっている。 この作品は観客の方と糸を引っ張り合いながら時間を紡いでいると思っているので、 とてもありがたいです。 アフタートークで語られる内容の充実も、終演後のレセプションの賑わいも、とてもありがたいです。 トーク、二日とも充実でした。 宮城聰さんのトークは本当に難しい問題を明快に解いて下さって聴き入りました。話が本当に面白い。 横山義志さんのトークは引き出しが非常に多くてわくわくしました。面白かった。 個人的な意見ですが、最近ある方向にちょっと偏りすぎな現代演劇論のバランスを保つために、 宮城さんにはバンバン本を出版していただきたい、などと考えてしまいます。 終演後のレセプション、なかなか立ち会えなくって、ちょっと申し訳なく思っています。 こまばアゴラ劇場やここアトリエ春風舎の、終演後にそのまま劇場で打ち上げが出来るシステムって、 現在の東京のさまざまな事情を考えると本当に理にかなっていて素敵だと、今回改めて思います。 コンディション調整を優先させて帰宅してしまってごめんなさいお客様、同僚の方々。 試合直後にサッカー選手がサッカー場で飲み会やらないでしょ、なんて都合のいい解釈を使っています。 自分をシェフとかホテルの支配人だと思えば、自分のしたサービスについてお客様と話すのは当然の仕事なのですが… ほんのちょっと前までそこで時間を紡いでた俳優の立場からすると、ちょっぴり気分は複雑なんです。 基本的に終演後のホストは主宰者(主催者)・演出家・プロデューサー・制作者といった「ステージ前後の環境を作り出すポジションの人々」であって、 スタッフや出演者といった「ステージの時間を紡ぎだすポジションの人々」は出しゃばるべきではない、という考えもあります。 あくまで個人的な意見です。他の人に押し付けはしません。 なんかこう、古いアーティスト気取りなんでしょうか、僕は。 結構いろいろなことに頭が固い自分がいます。結構態度にも出てると思います。 いろいろな現場で生意気な顔してごめんなさい、みなさま。 いろいろ許せない!ってなっちゃう自分に反省です。 特に許せない!ってなるのが、 自分より他人への矛盾追求が厳しく、他人への尊敬より自分への賛辞やプロモーションを随所に盛り込む同業者。 上記の「ステージ前後の環境を作り出すポジションの人々」は言葉と態度を道具にフル回転で仕事をしているので、 前線で頑張っているひとほど、無難にはいかない局面が多い。 それはわかっていても、アーティストとして信用するに足らない態度を見せられると、つい噛みついてしまう。 ステージを軽んぜられたり、自分の手柄にされたり、契約を踏みにじられたりすると、許せない!ってなってしまう。 それだと損するよ、と最近忠告を受けました。 いつまでも若者ではない。 一時の衝動で噛みついてしまう。 一旦敵に見えたらずっと睨みを外さない。 20代に身に付けたこの感覚を、 40になって(しかも実力者でもないのに)続けていたら、若者ではなくバカ者だ。 自覚しよう。そして変えよう。 演技についても似たようなことを感じている。 ■怒りを動力に芝居を組み立てないこと。あってもいいが、それだけでは息切れする。 ■パワーの出し方を見なおすこと。長年かけてエンジンの出力を増してきたのだ。新人のように全力でふかさないと成立しないわけじゃないのだ。そのことを自覚して、フルパワーださなきゃやった気にならない、という回路を見直そう。 ■基本的な技術を再チェックすること。それなりには出来ていても、もっともっと上達する必要がある。それを認めること。 あれこれ気分に任せて(結局気分か)書きました。 が、最初にも書いたとおり、舞台はここにしかない充実を醸し出しています。 ギリシャ悲劇的なダイナミックさと近代劇の切実さがミックスされた舞台です。 このメンバーで東京でお見せできるのはあと4回。 是非お越し下さいませ。
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